スコアブック? 高校野球の魅力って?
スコアブック? 高校野球の魅力って? 2年目女子編集部員に分かりやすく説明してみました。(前編)
楊:ちょっと検索してみますか? なぜ三振は「K」なのか……あー、「諸説あり」。strikeの過去形、struckの末尾のKを取ったという説。
編:なるほど。
(いや、ググれたんですね。そうだったんですね…ならばなぜ北海道の話しのときに……)
楊:どうだろう、分かんないですね。私の説は、単なる説ですから。……(編)さん、何かスポーツやってたんですか?
編:私はスキーしか……
楊:大得意?
編:普通に滑れるというだけです。
楊:いやいやでも、普通に滑れるのがすごいんでしょ。
編:どうなんでしょう……ただ、筋肉とか特に必要ないので、バランスだけ取れれば誰でも滑れるかと……。
楊:スノボじゃなくてスキーですか。
(スノボではなく、スキーでもなく、野球でお願いします……。)
編:スキーですね。スノボはやっぱり、固定されるのが怖くて。スキーはまだ、二足歩行の延長という感じがあって、まだ抵抗なく……
楊:そうそう、私も初めてスノボやったとき、何だこれ、って思いましたよ。
編:怖いですよね……
楊:スキーはこういうの(スコアブック)ないもんね。
編:はい。やっぱり野球だけなんですか?
楊:うーんまあ、色々あると思うんですけど、例えばサッカーとかは、すごく見慣れている人なら背番号を書いて、8番から10番にパスがいって……って書けるんじゃないかと思うけど、私たちが見てる限りは遠いし分かんないし速いし。あとは、テニスとかバレーとかネットを挟んだのにしても、ラリーをいちいちは書けないじゃないですか。
編:そうですね、誰が拾って、誰がトスして、とか……
楊:バレーなんかだと、レフトから誰それが打って決めました、ぐらいのことしか書かないと思いますよ。
編:野球みたいに、打席ごとに一つひとつ区切りがあるスポーツだからこそっていうのが……
楊:だと思いますよ。
編:……スコアブックを、野球部のマネージャーの人とかが書くじゃないですか。あれってやっぱり、データをとって、練習とかに生かしたりしているんでしょうか?
楊:試合でつけてるものっていうのは、ベンチから見てるわけじゃないですか。ということは、(キャッチャーの後ろから見ないと)変化球とかコースとかよく分かんないと思うんですね。だから、参考には……例えば、このピッチャー、2ストライクのあとはカーブを投げることが多いとかって分かっても、もっとじっくり分析しようと思ったら、やっぱりベンチからではなく、後ろからビデオとかで見ないと分からない。外角低めギリギリなのか、もうちょっと真ん中寄りなのかとか正確には分からないんで。あくまで参考になるとはしても、分析するにはもうちょっと細かいビデオとか必要なんじゃないですかね。
編:記録というか、あくまで参考として残しておく……
楊:そっちのほうが近いと思います。
中編(7月29日掲載予定)に続く――!!